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商業デザイナーに必要なこと

  • 執筆者の写真: K-STYLES
    K-STYLES
  • 2020年1月12日
  • 読了時間: 5分

更新日:2020年2月24日

商業デザイナーとしてこれから活動していきたい人、商業デザイナーとして収入を得て生活していきたい人、商業デザイナーとしてスキルアップしたい人は、この記事を読んでいただき、これからの活動の参考に多少なりともしていただければ幸いです。


ますはじめに…

私自身のことを簡単に紹介させていただきます。

商業デザイナーとして約25年以上、現在も現役バリバリで活動しています。プランナーやディレクション等も兼任しているため、ここ15年ぐらいはデザインのみ!!(自分自身で制作のみ!!)というわけにはいかなくなったのですが…、現在もクライアント(お客様)から仕事の依頼が、自分自身で手を動かしてデザイン制作を続けています。


少し長くなってしまいましたが、解説していきますね。




|柔軟性

これが最も大切です。「商業」デザイナーということは、仕事を発注してくれるお客様(クライアント)、同じ会社の他部署の人間等(企画、営業、広報等々)から、仕事の依頼があってはじめて成り立つ仕事です。仕事を依頼してくれた人の思いや考えを、デザインを通して具現化しなければなりません。自分の好きなモノだけを好き勝手デザインすればいいいというわけではありません。相手がいるということです。

そこで大事になってくるのが柔軟性です。

無理難題なことや、デザイナー目線から見てもどう考えたっておかしなことを言ってくるお客様がいるのが現実です。めちゃくっちゃなことを言ってくるお客様もいます。そういうお客様等に対して「これは絶対おかしい」「この方がいいと私の方で勝手に判断しました」「こんな納期じゃできません」などと言っているようじゃ、仕事になりません。わがままで身勝手な人とは、お客様も依頼、一緒に仕事をしたくはありあせん。私がクライアントになることもありますが、そういう身勝手でわがままなデザイナーとは仕事したくはありませんね。


頑固、意固地にならず柔軟に対応しましょう。

頭を柔らかくして、折衷案を見つけるなり、こちらから提案するなり、臨機応変に柔軟性をもって対応し、お互いにとって最高のデザイン物になるようにしていきましょう!!


お客様の言う事が絶対ではない。

ということです。もちろん、仕事を依頼される側なのでお客様の言うことを、お客様の希望通りに具現化するのが仕事なのですが、無茶なことや理不尽なことを言ってきた場合は、ちゃんと話し合ってお互いがよりよく、気持ちよく仕事が出来るような関係性を作っていきましょう。




|コミュニケーション

これも「あるある」なのですが、お客様からの「制作指示書」が理解不能で、どいうのを望んでいるのかが読み取りにくい制作指示書もあります。

「ぶんなげ」な制作指示書も、たまにあります。「おまかせします」と制作指示書に記載してあり、「おまかせ」となっているので、デザイナー側で好き勝手制作したら「なんか違う」と、最初からやり直しになる場合もあったりします。今まで制作に使った時間が無駄になってしまいますよね?そこで大事になってくるのがコミュニケーションです。


相手の思っていることを引き出してあげましょう。

理解不能な制作指示書や「ぶんなげ」な制作指示書だった場合、デザイナー側から「最低限これは欲しい」「何か希望事項はありますか?」「この部分がよくわからないのですが、何か参考になる見本のようなものはありますか?」等々、疑問に思ったら質問をどんどんしていきましょう。


大事になってくるのがコミュニケーションです。

わからないままにしないで、お客様と会話しましょう。実際に会話しなくてもいいので、メールで質問したり「大ラフ案」を複数作って提案してみたり、とにかく蜜にやり取りするようにしていきましょう。お互いの認識齟齬をなくすためにも、お客様とのコミュニケーションはとても大切です。


わからないままにしない。というのがデザイン制作においては大事なことです。




|自分の引き出しを多くする

お客様と直接顔を合わせての打ち合わせの場で、その場で制作物の方向性が決まる場合もたまにあります。自分の引き出しが多いと、お客様が色々と悩んでいる場合、デザイナー側からその場で即提案できるものの幅が広がり、お客様から「この人はアイデアをものすごたくさん持ってって素晴らしい!!」「さすが!!今後も制作をお願いしたい!!」「迷ったら遠慮なく相談させてください!!」と、お客様の信用と信頼を得ることができます。


と、もうひとつ。

デザインに迷った場合、自分の引き出しが多いと制作に迷うことなく(考える時間は必要ですが)スムーズに制作することができます。「あのデザインとあのデザインの要素を取り入れてみよう」「このゲームのタイトルロゴが、今回の依頼内容にテイストが近いかもしれない。ちょっと検索してみよう」等々、自分の引き出しが多いと、参考になるデザインを考える、検索する時間が大幅に短縮できます。


引き出しを増やす方法については、後日記事にしますので、少々お待ちを。




|スキルアップ

制作依頼がきても、具現化、実現できなければ意味がありません。商業デザイナーとして生きていくためには、具現化、実現化できるスキルや経験が絶対に必要です。


当たり前ですよね?


スキルアップするためには、好き嫌いせず様々なジャンルのデザインにチャレンジし、自分のデザインの幅をどんどん広げていきましょう!!

技術的なことに困ったら、遠慮なく先輩デザイナーや周囲のデザイナーに聞くなりして、遠慮なく周りを巻き込んでいきましょう!!

現場のプロから技術的に学べるものは積極的に学び、それを抽出し、盗めるものがあればどんどん盗んでいき、実際の制作に活かしてください。




いかかでしたでしょうか?

この記事が商業デザイナーを含むクリエイティブな仕事に関わる人の力に、少しでもなることができれば幸いです。


それでは、また。




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