クリエイターが観るべき映画2019年編その1
- K-STYLES
- 2020年2月2日
- 読了時間: 5分
更新日:2020年3月1日
こんにちは!!
今回から数回に分けて…
クリエイターが観るべき映画、2019年編
ということで、2019年に公開された映画で、映画として面白い面白くない、役者の演技の上手い下手とかではなく、映画の技術、VFXやカメラワーク、バトルシーンやラブシーンの「魅せ方」が個人的に参考になった映画を紹介していきます。
個人的な都合でww、数回に分けざるえをないことをご了承ください。
それでは、紹介していきまね。
アベンジャーズ/エンドゲーム
CGやVFXがすごい!!
そこじゃないです。今回は。
個人的にこの映画で観てほしいのは…
バトルシーンのカメラワークです。
VFXも、ものすごくクオリティが高く、さすがハリウッド!!っといった最高の映画なのですが、今回はそこではなくカメラワークに注目していきます。
NARUTO、Fateも個人的にはバトルシーンが素晴らしく、ものすごく参考になると思います。アベンジャーズ/エンドゲームもNARUTO、Fate以上にバトルシーンがカッコイイです。
バトルシーンの何が素晴らしいかというと
1.キャラ初登場時のカメラワーク
2.カメラの移動速度
3.対峙の構図、カメラアングル
4.決着時の魅せ方、カメラワーク
個人的には上記4点が(上記4点以外にもいっぱいありますが)、ものすごく素晴らしいと思っています。
|1.キャラ初登場時のカメラワーク
アベンジャーズ/エンドゲームはバトル時のカメラワークの使い方がものすごく上手く、バトルシーンをかっこよく魅せるには、こういうカメラワークを考にすればいいんだ!!というお手本のような映画です。参考にすべき点が多々あります。
詳しく書くとネタバレになるので詳しくは書きませんが…
色々なキャラのバトルにおける初登場シーン
ここに注目して観てください。
先述したようにアベンジャーズ/エンドゲームは、参考にすべきものがたくさんありすぎるので、バトルシーンにおける色々なキャラの初登場シーンに絞って映画を観てみるのもいいかもしれません。
仲間キャラやお助けキャラ、敵側の援軍の登場やボスキャラを、映画を観ている人に、このキャラはどういうキャラなのか、味方なのか敵なのかを短い尺で伝えなければいけません。全体の尺が決まっているので、いちいち各キャラの特性や「立ち位置」の説明に尺を使うわけにはいかないからです。
そこで大事になってくるのが、バトルシーンにおける色々なキャラの初登場シーンのカメラワークというわけです。
味方キャラ初登場時のカメラワーク、敵キャラ初登場時のカメラワーク、全然違うので見比べてみてください。瞬時に、あぁ…、味方なんだこのキャラクター、このキャラは敵なのか!!と、キャラ説明なくてもなんとなくわかるようなカメラワークになっています。もちろん、前後の話や見た目(あきらかにモンスターなど)で理解できてしまうかもしれませんが。
例えば、味方キャラはカメラ引き気味で全身を見せる。敵キャラは、顔のアップ等のカメラアップ気味のカメラワークで見せることで違いをだす。的なことをしています。
違いを見つけて、ぜひ参考にしてみてください。
|2.カメラの移動速度
バトルシーンにおける緊張感や臨場感、激しさを出すには、カメラの移動速度も大事です。ゆっくりすぎても緊張感や緊迫感がなくなる、早すぎても何をやっているかわからない。とういうことになってしまいます。
アベンジャーズ/エンドゲームは、カメラの移動速度も秀逸だと個人的には思います。注目して観てもらいたいポイントとして、それぞれが持つ武器や攻撃パターンで、ちゃんとカメラの移動速度を変えているという点です。当たり前のことですけど笑笑。もちろん、話の前後関係で全てが当てはまるわけではないですが、剣を使用してのバトルアクション時のカメラ移動スピード、魔法使用時のカメラ移動スピードが全然違うはずです。見比べてみてください。
ただ速ければいいというものではありません。たしかに、カメラの移動速度が速いと緊張感あふれるスピーディーなバトルにはなるんですが、ゆっくりなシーンを混ぜることにより、メリハリが効いて個人的にはより深みのあるバトルシーンができあがると思っています。
より迫力あるように見せるための効果的なカメラ移動スピードが、アベンジャーズ/エンドゲームを観れば学ぶことが出来るはずです。
|3.対峙の構図、カメラアングル
バトルには欠かせない敵味方の対峙の構図の見せ方、色々悩んでいる方がいるかもしれません。そんなときは、アベンジャーズ/エンドゲームの対峙の構図やカメラアングルを参考にしてみてはいかがでしょうか!?
1対1、複数対複数など、それぞれのシチュエーション別で対峙の構図、カメラアングルが全然違います。自分の好みの構図を見つけてぜひ参考にしましょう!!
キャラが大きい場合の対峙の魅せ方や、お互い瀕死のシチュエーションで、残り一撃でどちらかが死ぬ!!といった場合の対峙の魅せ方も勉強になりますし、自分の引き出しに入れておいても損はない要素が、この映画にはたくさん詰め込まれています。
4.決着時の魅せ方、カメラワーク
バトルシーンにおいて一番の見せ場といっても過言ではない決着時のシーン。
ぜひ、自分の引き出しに、この映画の決着時のカメラワークを入れておくことを強くオススメします。
決して無駄にはならないと思います。
多くは語りません。自分の目で確かめてみてください。
ネタバレになるので、具体的にこのシーンの
このカメラアングルが素晴らしいt等の紹介は控えます。
いかがでしたでしょうか!?
具体的なシーンをあげて説明したかったのですが…、映画内容のネタバレになるのと、あくまでもこの記事は、こういった視点で(今回はバトルシーンのカメラワーク)映画を観るのも実制作においては参考になりますよ。といった内容の記事ですので、自分なりのお気に入り、実制作に使えそうなカメラワークをぜひ見つけてみてはいかがでしょうか!?
それでは、また。
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