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映画レビュー 南山の部長たち

  • 執筆者の写真: K-STYLES
    K-STYLES
  • 2022年7月28日
  • 読了時間: 2分

1979年10月26日、大韓民国大統領直属の

諜報機関である中央情報部(通称:KCIA)

部長キム・ギュピョンが大統領を射殺した。

大統領に次ぐ強大な権力と情報を

握っていたとも言われるKCIAのトップがなぜ?


さかのぼること40日前、KCIA元部長

パク・ヨンガクが亡命先であるアメリカの

下院議会聴聞会で韓国大統領の腐敗を

告発する証言を行った。更には回顧録を

執筆中だともいう。激怒した大統領に事態の

収拾を命じられたキム部長は、アメリカに渡り、

かつての友人でもある裏切り者ヨンガクに接触する。

それが、やがて自らの運命をも狂わせる

哀しき暗闘の幕開けとも知らず・・・。


※公式HPより抜粋

実録を基にしたフィクション。


俳優達の圧倒的かつ深みのある

説得力ありまくりの演技に

引き込まれずにはいられない。


圧巻です。

ただただ圧巻で、観入ってしまう映画。


派手なアクションシーンや

迫力あるVFXシーンやCGシーン、

お涙満載のシーンは、なし。


シリアスなシーンが大部分を占め

ほぼほぼ「会話のみ」で

構成されている今作。


俳優達の多彩な感情、表情が最高


今作の巨悪の根源、パク大統領を

演じるイソ・ンミン。

傲慢かつ野心的な演技や表情、

悲しさ、怯える演技や様々な仕草等々、

演技だけで観る人を惹きつける圧巻の

「悪」の演技を自分の目で観て感じてほしい。


元中央情報部部長役のクァク・ドウォン。

彼がアメリカ議会でパク大統領を

「告発(暴露)」するところから始まる今作。

金のネックレスや金の時計を身につけた

大阪の太った成金親父をイメージしてもらえれば

わかりやすいかなと。

狡賢さ、横暴さ等々、シチュエーションで

様々な「顔」を魅せてくれる。


そして・・・。

今作の主人公、中央情報部部長役の

イ・ビョンホン。

脱帽。素晴らしい。感激。

パク大統領に従いつつも、徐々に

パク大統領に対して疑心暗鬼に

なっていき、ある出来事

(パク大統領が言った一言)をきっかけに

パク大統領の殺害を決意する。

イ・ビョンホンの苦悩や葛藤する姿は

一瞬たりとも目が離せない。

映画は、淡々と話が進みます。

ド派手なアクションもなければ

(多少の銃撃戦はあります)

男女の色恋、官能なシーンもありません。


人間模様を観る映画です。

韓国俳優達の圧巻の演技を堪能する映画です。


素晴らしいです。



個人評価(星5つで満点)

★星4.5

わざわざ1900円払って観る価値は…

俳優達の演技に酔いしれてください。

観て後悔はしないです。



それでは、また( ´ ▽ ` )


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