映画レビュー 燃えよ剣
- K-STYLES
- 2021年10月20日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年7月19日
新撰組の土方歳三(岡田准一)が
函館でフランスのジャーナリストの
インタビューを受けるながら、今までの
「出来事」を振り返る「回顧録」的な
ところから始まる映画。
いやぁ・・・。
配役が素晴らしい!!
芹沢鴨役の伊藤英明、個人的に最高すぎる!!
NHK大河ドラマ新撰組の佐藤浩一も!!
私が思う芹沢鴨「像」
・横暴
・女好き
・酒乱
・わがまま
・自分勝手etc・・・。
こういった役を演じるのは
濃いめの俳優がピッタリと
個人的に思っていたので、今回の伊藤英明が
演じる芹沢鴨は最高でしたね!!
映画の内容的には
テンポがものすごく良く、観客を
飽きさせない構成で非常に観やすい映画
かなと。
芹沢鴨の殺害、山南の切腹、池田屋事件etc・・・。
それぞれの「出来事」をダラダラと長く
描くのではなく、短く描くことで
次々と様々な出来事が押し寄せてくる感
満載で、観ている観客を飽きさせない。
近藤勇が撃てれていきなり戻ってきたり
(近藤勇の狙撃シーンをあえて描かない)
沖田総司が病死するシーンをカットしたり
(ナレーションで沖田総司の死を補完)
近藤勇の斬首を描かなかったりと、
省くべきところは省き、見せるべきところは
しっかりと見せているかなと。
山南の切腹シーン、芹沢鴨の殺害などは原田監督に
とって重要!?なのか、しっかり描いてましたね。
カットせずに。
土方歳三の「最後」も「あっさり」と描いている。
ここに、この映画の方向性が全て集約されて
いるかなと。大立ち回りもせず、撃たれても
なかなか死なず相手に立ち向かったりもせず、
絶命する間に色々語ったり思い出したりもせず、
アッッサリ死んだ。ほんとに。
この映画で私が一番感激、これは
最高と思ったのが
柴咲コウ(お雪)の演技
・切なさ
・けなげさ
・悲しさ
・強さ
・強靭さetc・・・
を表現する柴咲コウの演技がものすごく
印象に残りました。素晴らしいし本気で感激!!
特にラストシーン付近の
「私は土方歳三の妻です!!」と
キッパリ言い切るところが、個人的に
ものすごく好きなシーン。
燃えよ剣、大満足な内容でした!!
ぜひ、一度観てみてはいかがでしょうか!?
個人評価(星5つで満点)
★3.8
渋い岡田准一、献身的な柴咲コウを
観に、わざわざ映画館行くのもアリ。
それでは、また( ´ ▽ ` )
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